特集:多様化する海外体験プログラム——グローバルでタフな力を育む

立教大学

2017/09/04

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

2014年に公表した国際化戦略「Rikkyo Global 24」および、この戦略を基盤とした文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」構想において、「2024年度までに学生の海外経験率100%へ」という目標を掲げる立教大学。留学?海外研修プログラムの拡充が進む中、海外インターンシップやサービスラーニングといった、語学や専門分野を学ぶための「留学」にとどまらない、より多様な形のプログラムを用意しています。今号では、世界に飛び出して学ぶ意義をあらためて見つめ直すとともに、進化する海外体験をご紹介します。

帰国後の生き方が変わる体験を

国際化推進機構長 経営学部教授 山口 和範

現代においては、世界のいかなる場所でも自身の能力を発揮できる力が求められています。文化や宗教、価値観の違いを受け入れ、他者を尊重する。誰とチームを組んでも、互いの力を最大限に引き出せる。こうしたグローバルリーダーに必須となる資質を養う絶好の機会が、留学や海外研修です。世界に踏み出してさまざまな人々と学び合う経験から、どんな環境下でも柔軟に他者と協働する力が育まれるのです。

近年本学では、語学や専門分野の学びを目的とした留学以外にも、多彩な海外体験プログラムを設置しています。その代表例が、現地で職業体験を行う海外インターンシップや、ボランティア活動に励む海外サービスラーニング。渡航先の選択肢も、欧米からアジア?アフリカなどの開発途上国までさまざまです。そんな刺激に満ちた環境で座学にとどまらない体験をすることで、複眼的な視野が養われ、帰国後の学びやキャリアに対する意識が変化します。なぜ学ぶのか、何のために働くのか。経験に基づいた深い思考は、その後の生き方に大きな影響を与えるでしょう。

プログラムの増加に伴い、併せて各種サポートも拡充しています。経済支援として、2016年度には「立教大学グローバル奨学金」※を新設。また、キャリアセンターと連携して、帰国後の就職活動を見据えたガイダンスなども行っています。
海外体験は、将来海外で働く人だけに有用なものではありません。これからの社会では、地域で活躍する人にとってもグローバルな視座は欠かせないものです。帰国後の学び、その先の人生をより充実させるために、ぜひ積極的に海外へ挑戦してほしいと思います。

※単位認定を行う留学?海外体験プログラムに参加し、家計の収入基準を満たす全員を対象とする給付型奨学金。

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